『たかが映画じゃないか』 [和田誠　・　山田宏一]

『たかが映画じゃないか』
和田誠　・　山田宏一

無類の映画ファン和田誠は映画をどんなふうに観るのか。
その映画的記憶の華麗な世界を、
映画評論家・山田宏一が談笑のうちに掴みだした好対談。

タイトルの『たかが映画じゃないか』
これは『山羊座の下で』を撮影中の、
アルフレッド・ヒッチコックがイングリッド・バーグマンに言った言葉。
フランソワ・トリュフォーによるインタビュー
『ヒッチコック／トリュフォー1ヒッチュック映画の徹底研究」の中で、
ヒッチュック自身がこう語っている。
「彼女はこういうハリウッド的な撮影方式が気に入らなかった。
わたしは議論をしても始まらないと思ったから、
彼女にこう言ってやったんだよーイングリッド、
たかが映画じゃないか！
イングリッド・バーグマンは傑作にしか出たがらない女優だった。
しかし、一本の映画が傑作になるかどうかなんてわかるはずがないではないか。
彼女はどんなに自分の気に入った作品に出ても
『次はもっといいものをやりたいわ』などと言っていたもんだった。
ジャンヌ・ダルク以外に立派な役はないと思いこんでいたんだよ。』

この一言、ステキやん。
映画好きと和田誠ファンには４００％オススメ。

オマケに、
絵はがきコレクターとして知られる、
ロットンナガタのコレクションを一枚進呈。
栞代わりにお使いください。
ハガキ抽選シリーズの際に、
当選確率が上がるとの噂もあるとか？ないとか？